物忘れ

どうも。最近物忘れが多くなったような気がする。キャプテンです。

 

30代前半にして、老いを感じています。

 

 

実は最近、ジムに行ってるんです。

ほぼ1年くらい幽霊会員で、お金だけを払い続けていたんですが、

昨今のコロナ騒動でジムも営業自粛となり、2か月くらい引き落としがなくなってました。

 

すると不思議なもので、行くなよ行くなよって言われると、自粛明けになんだか行きたくなってきて、見事に1年ぶりに復帰を果たしました。

 

そういえば昔から自分はスロースターターの大器晩成型だと自負していた部分があるので、1年間会費を払い続けていたのも、いつか来るこの時のための投資だと思えば、安いものだ。

 

 

 

 

 

そう言い聞かせて納得させています。

 

 

 

 

ジムでは色々やるんですが、最終的には有酸素運動で終わるのが良いという知識だけはあるので、エアロバイクみたいのに乗っています。30分くらい。

 

くらいと言うのは、実は時間を具体的に決めていなくて、本を読みながら漕いでいるので、区切りがついたらやめるというふうにしているためです。

 

大抵1章読み終えると30分以上は経っているので、その時の本の内容によって変わります。

 

運動もできて読書もできる。

 

コロナ禍で有意義な趣味を身につける自分は、いささか出来過ぎではないかと思う今日この頃です。

コロナが落ち着く頃には健康的な肉体に、知性も兼ね備え、向かうところ敵なしというバラ色の人生を約束されたといっても過言ではない。

 

 

最近買ったのは「ルビンの壺が割れた」

 

Youtubeで紹介されていて、あぁそういや読んでみたかったなぁと思いだし、文庫本が出たということで購入しました。

 

内容としては

昔付き合っていた男女が、Facebook上のメッセージで30年ぶりにやり取りして、当時2人に何があったのかと、それぞれの語られなかった事情を打ち明けていく、往復書簡形式の物語。

 

往復書簡形式というのは、互いの手紙やメールなどのやり取りだけで物語が進んでいくような形式で、書簡体小説などと言われる、小説の一つのジャンルなのですが、チャットや掲示板の書き込みを読むような感じで非常に読みやすい物語です。

 

実際読み始めて10分くらいスラスラ読み進められてしまって、

内容が頭の中にスムーズに入っていく入っていく。

なんならもう次の展開も読めてしまい、頭の中で物語が先行してしまうほどで、

もう実際10分で気づきましたよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ読んだわ

 

 

 

 

 

 

 

 

むしろ10分気づかずよく読めたなと。

 

書簡体小説自体は、ほかの作品でも読んだことはあるし、

冒頭の出だしも既視感はあったものの、似たような物語はいくらでもあるし、

ただまぁさずが20ページくらい自身のイメージ通り物語が進むと気づきますね。

 

思い出していって、頭のほうが文章より先行していくんだもの。

 

 

 

 

しかしながらそこからは少し苦戦しましたね。

 

 

最低でもあと20分、手持ちぶたさでペダルを漕がなくてはいけませんから。

 

 

いつもは本に集中してるんで、気づいたら30分以上経っていますが、こうなった時の残り20分たるや。

 

サウナであと5分って耐えてる時の感覚でした。

 

 

 

 

とは言え、一度読んだ本をまた買うことがあるなんて。

たまにそういう失敗談を聞いて「そんなことあるかいな」と思っていましたが、まさか自分がやってしまうとは思わなんだ。

 

つまるところ読んだ内容が全然頭に入っていないということなんだと感じました。

 

 

昔、会社の課題で読書感想文を提出するというあほみたいな課題があったんですが、その時ウケ狙いも含めて読んだ『読んでいない本について堂々と語る方法』という、これまたあほみたいなタイトルの本に「読んだ記憶なんて曖昧なものだから、読まなくたって語ることができる」みたいなことが書かれてたのを思い出しました。

 

 

そんなこんなで、読書管理アプリを利用したり、こうしてブログで感想を書いたり、アウトプットをしていこうかと考えた次第です。

 

 

外食に行けないので自炊も始めたんですが、スーパーで買い物をした帰りに、そんなことを思いました。

 

もうコロナ禍でどんどん活動的な人間になっていく自分が本当に恐ろしいです。

 

そして、買って帰ってきた新品のたまごをしまおうと冷蔵庫を開けたら、昨日買った全く同じ新品のたまごがあったのも恐ろしかったです。